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同じ年代の子と遊ぶと、その子と仲が良ければ仲が良いほど家族の話になることが多い。そして、大多数の子の母親が、まだ生きているという事実を改めて知らされることになる。聞きたくないわけではないし、話した相手がわたしの事情を知っていようが知っていまいが、悪いとかいうことではないというのも理解している。これはたぶんわたしがこれから生きていくために乗り越えていかなければならないものなのだと思う。友達や他人の母親の話を聞いて、わたしが家に帰ってもいてくれたらいいのにとか、そういうことを考えすぎてしまっている。いまだに現実と理想のギャップに戸惑うときがある。どこか他人事で、現実を受け入れることができない自分がいる。

ここ数日間、毎晩夢に母が出てくる。朝目が覚めて悲しくなる。夢の中のことを悔いたりもする。
前に進みたいと思ってはいるのだけど、進みたくない気もする。進んだら完全に消えてしまうような、母の死を認めてしまうような気がする。認めなければ前には進めないと分かっているのに、認められないのだ。